円明寺のご利益さん

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 円明寺におまつりする仏さま、菩薩さま、天部の諸尊は、此の地に建立されて以来そのご霊験により多くの人々を見守って来られました。ご参拝にはどうぞ間近で祈願なされて、ご利益をお授かり下さいませ。

円明寺の仏像

 円明寺の仏像は、平安時代の後期、室町時代、江戸時代に建立されました。見上げるような大きな仏像ではありませんが、一体一体が様々な表情であったり、その時代の特徴を表しています。また、室町期の小像などは、武将が念持仏として持ち歩いたものと思われます。さらに江戸期では祈願・供養の為の儀軌に沿った姿で、無名ではありながら儀軌を良く知る仏師の造像と見受けられます。

 仏像は、仏の世界を私たちにわかり易く、人の姿に置き換えて表現されたものでは有りますが、人々の祈りの対象として刻まれるものでもあり、祈る人の心に訴えるような表情さえ感じます。手を合わせてしずかに祈ると、理屈抜きで安らぎを感じ、力が湧いてきます。仏の像は、私達を癒し、励まし、後押しをしてくれています。

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円明寺ご本尊

土岐家由来の薬師如来

(やくしにょらい)

ご真言 おん ころころ せんだりまとうぎそわか

無病息災・厄除消災(厄除け)・安産丈夫・心身安楽・病気平癒・安楽往生

円明寺ご本尊薬師如来厨子

 円明寺のご本尊の納まるお厨子です。ご本尊とは、お寺の中心となる仏様の事を言います。お厨子の中には、代々「土岐悪五郎」と名乗った土岐家寄進の薬師如来をお祭りします。。

 久々利城主第三代土岐春頼によりお寺復興の際(室町期文安6年~享徳2年 14491453薬師如来と脇の十二神将が建立されました。

ご本尊の扉を開けての御開帳は、江戸中期ごろまで七年目毎に行われていたようです。

昭和に至り、昭和50年(1975)本堂落慶法要と、平成16年(2004)住職晋山式において御開帳を行いました。

 

 薬師如来は、薬師やくし瑠璃光るりこうおう如来にょらい」まは「医王」とも言います。お薬師様は読んで字の如く「薬の先生(師)」です。左手に薬の壷を持つお姿で、その壷には三種の薬が有り、とん(むさぼりの心)じん(怒りの心)(おろかで知らないでいること)煩悩を癒す薬です。

 人が生きる中、煩悩による苦しみや、身体的な苦しみを癒す、女性の出産に伴う苦しみを癒す、歳を重ねて老いによる苦しみを癒す、病を得た苦しみを癒す、死を迎える事の苦しみを癒す。これが薬師如来の願いと功徳で、癒す事のみならず、さらに安楽へと導いて下さいます。

 弘法大師は、四十二歳の折薬師如来を刻み、自らの厄除けの祈願をなさいました。ここ円明寺では、毎年節分には厄除け(厄払い・厄落とし)のご祈祷「星祭り当年星供」のご祈祷を行い、老若男女世代を超えてご参詣いただいています。

 

千村家寄進「醫王殿」扁額

 円明寺の本堂の正面入り口上に掲げる扁額には「(医)王殿」と記されています。

 この扁額は、久々利九人衆の千村家により寄進奉納されました。 

 

 

 

 

 令和5年にご本尊入仏以来570年を迎え、令和3年に江戸中期再興以来300年を迎える事から、数年のうちにご開帳出来るのかもしれません。


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宝珠地蔵菩薩・土岐家地蔵菩薩・千体地蔵菩薩

(じぞうぼさつ)

ご真言 おん かかかび さんまえい そわか

子供の守り本尊。悲哀の苦を取り除く おじぞうさま

円明寺地蔵堂 土岐家地蔵菩薩・宝珠地蔵菩薩・千体地蔵菩薩

 

 お地蔵様の地蔵とは、大地の蔵を言い、地中には命有るものすべてを生かし続ける大きな力、「大地の恵み」ともいうべき宝の蔵の事を言います。

 さらにお地蔵様は、地の蔵の力をもって、生死の隔てなく、この世・あの世に有っても、迷い・哀しみ・苦しみに寄り添い、救いの手を差しのべる菩薩様です。

 また、お釈迦様が亡くなって56億7千万年の後、弥勒如来がこの世に現れるまで人々を救済する菩薩様です。

 

  本堂の西に付随するお堂の正面には、平安時代に建立された「宝珠地蔵菩薩立像」が厨子(ずし)の中に安置されます。一木造りの柔和な笑顔のお地蔵様で、平安の昔より860年を超える長きに亘り多くの人々を見守って来られました。また、そのお姿は円明寺の盛衰をも物語っています。

 

 円明寺では、お地蔵様が子供の守り本尊である事から、幼くして亡くなった子供さんや、この世に生まれ落ちることが出来なかった水子さんの、あの世に有っても親代わりとして見守ってもらえるように祈願し、地蔵堂にて「水子供養」「幼没霊供養」を勤めさせていただいております。

 宝珠地蔵菩薩ご開扉

 5月 5日(子供の日)~5月 8日 水子霊特別供養(5月5日)

 8月24日(地蔵盆)  ~8月30日 地蔵盆水子地蔵供養(8/24)

 風通しに年数回開扉(不定期)

どうぞ間近でご参拝ください。 

土岐家建立地蔵菩薩 父の菩提を弔う―

 正面厨子の手前には 土岐家建立の地蔵菩薩が安置されます。久々利氏第四代土岐頼忠により父春頼の菩提を弔うために文明十九年(1487)に建立されました。

 

千体地蔵菩薩 妻子の菩提を弔う―

 また左右の千体地蔵菩薩は、大・中・小の三種で小像ながら良く彩色が施され、正確には1,009体のお地蔵様が安置されます。

 江戸中期、円明寺の復興の頃寄進されました。1,009体の内2体の背面に母と子の戒名が記されており、寄進の施主が妻と子の菩提を弔うために建立されました。寄進の施主は現在調査中ですが、伊勢関宿の橋爪市郎兵衛家か、久々利千村家家臣の小幡勘右門家か、土岐町小栗久左衛門家であるのか、その判明は今後ご報告いたします。 


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阿弥陀如来

(あみだにょらい)

ご真言 おん あみりた ていせいからうん

永遠の心の安らぎを与えて下さる 瞑想のほとけ

円明寺 阿弥陀如来

 阿弥陀(あみだ様は「無量光仏」とも言い、無量つまり、量る事の出来ないほどの大きな仏徳の光によって、罪を滅ぼし、安楽を与え、悟りの世界に導いて下さる仏様です。

 

 円明寺の阿弥陀様は、その光背に、仏徳の無量光を、放射状に表現されたお姿です。柔和なお顔立ちが一層穏やかな心持ちにさせられます。

 

 本堂正面ご本尊の真裏に安置される阿弥陀様は、平安期の作風を模した江戸期の坐像です。

 

 室町期に円明寺が焼失するまでは阿弥陀様がこのお寺のご本尊でした。阿弥陀様の尊い穏やかな光を帯びて明るい寺という意味で、寺号を「円明寺」と名付けられました。


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不動明王

(ふどうみょうおう)

ご真言 のうまくさまんだ ばざらだん せんだ まかろしゃた そわたや うんたらた かんまん

魔を断じて煩悩を焼き尽くす、災守護の明王様

円明寺 不動明王

 不動明王(ふどうみょうおうさまは、怒りの形相ですが、本当は如来さまの優しい慈悲の心がこの姿となって表れたものです。

 

 親が子を叱る時に、憎くて叱るわけではなく、「今ここで、この子を正しい道に導かなくてはならない」という時に、笑って叱る親はいません。そこには親の子に対する深い愛情が有るからこそ怖い形相となるわけです。

 

 お不動様も「教令輪身(きょうりょうりんじん)」と言い、悩み迷いの多い私達を教え導くときのお姿です。その時私達が、煩悩によって惑わされているならば煩悩を焼き尽くし、魔というものに冒されているのなら魔を断ち切り、常に私達を見守り、苦悩から安楽へと導きます。

 何者にも恐れず、立ち向かい私達を守護して下さっています。

 

 円明寺のお不動様は、火炎が頭の上で大きく渦を巻く、躍動的で力強さを感じさせる独特なお姿です。

 災いを除く護摩祈祷にはお不動様をご本尊として祈願致します。節分厄除けのお護摩の際も、ご本尊はお不動様です。


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愛染明王

(あいぜんみょうおう)

ご真言 おん まからぎゃ ばぞろしゅにしゃ ざらさとば じゃくうんばんこく

愛情を育み心堅固となす。恋愛・縁結び・家庭円満の明王

円明寺 愛染明王

 髪の毛は逆立ち、額には第三の眼を持ち、頭上には獅子の冠を乗せ、六つの手には法具・弓・矢・蓮華を持ち、真っ赤な姿が愛染明王です。

 愛染さまはお不動さまと同じく怒りの形相で、私達に力を与えて下さいます。

 ご真言の中「マカ ラギャ」とはインドの言葉で、偉大で尊い愛情(愛欲)という意味で、真言密教では「本性清浄(この世のすべての事物が生まれながらに清浄)であり、清らかさと穢れという分け隔てや執着を超えた心境を身につけたならば、「愛は清浄であり菩薩の心を示したものである」と説きます。さらに「大欲は清浄を得て、大安楽と、多くの豊かさを三界に於いて自在に得る」と説きます。

 自分の事しか考えない欲望を「小欲」と言い、自分の周りに対する欲を「大欲」と言います。大きな愛と、大きな欲望は世を救い、人を育み、豊かな心となります。欲望のコントロールがとても重要です。

 愛染さまは、私達に常に大きな愛を授けて下さり、堅固な心へと導いて下さいます。

 

 円明寺では古くから「愛染明王に七ヶ月祈願すればその願い必ず成就す」と伝えられており、毎月八日のお護摩祈祷「なな月参り」と言い、参詣者は「七月詣り納経帳」をもってご参拝祈願されます。皆で般若心経をお唱えして修行致します。


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弁才天・宇賀弁才天

(べんざいてん・うがべんざいてん)円明寺三福神

ご真言 おん さらすばてい そわか

学問・技芸・音楽・弁舌の上達。富貴・豊作・業績向上の神 七福神 唯一の女神

円明寺 弁才天厨子

 本堂右奥のお厨子には、二体の弁天様を安置します。

 弁天様は、弁才天あるいは妙音天(みょうおんてん)と経軌に説かれ、ご真言の「サラスバティ」はインドの言葉で「水の流れる妙(たえ)なる音」を意味します。

 水の流れは、あたりをうるおし様々ないのちを育みます。水の流れの音が聞こえる事は、万物が豊かに成長する美しい音色でもあります。

 弁財天は、水の流れの如く、大地・命・生きる力・生きる知恵を育む力を発揮する事から、「五穀豊穣」「商売繁盛」「技芸や才能の向上」「学問向上」にご利益が有ると信仰されます。

 大阪港区にある「弁天町」の名の由来は、江戸中期にその地を新田として開発した「市岡宗栄」さんが、新たに広がった農地での五穀豊穣と水害からの守護の為に弁才天を祀り、よく信仰祈願をしたことからその名が残されています。円明寺の再興に尽力した市岡宗栄さんは、この弁天様にもよく祈願なされた事と思います。

円明寺では、正月から節分の頃にかけて「合格祈願」「学問向上」ご祈祷申し込みを受けています

円明寺 弁才天

弁才天

円明寺 宇賀弁才天

宇賀弁才天

お厨子の中は向かって左に、琵琶を持ち、腰かけるように座った弁財天と、一面八臂(いちめんはっぴ)の形像で、頭上に宇賀神(うがしん)を載せ、鳥居の冠をつけた戦闘的な姿の宇賀弁才天を安置します。

 弁才天ご開扉

1月 1日~1月8日 修正会~初薬師

1月31日~2月8日 節分厄除け祈祷期間

巳年巳月巳日   巳の干支三つ揃いの日


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毘沙門天・双身毘沙門天

(びしゃもんてん・そうしんびしゃもんてん)円明寺三福神

ご真言 おん べいしらまんだや そわか

財宝獲得・勝機獲得(チャンスを獲得)・多聞福徳の神  七福神 仏法護持の天王

円明寺 毘沙門天

 「この顔にピンと来たら円明寺!!

 

 睨みをきかせた表情の毘沙門天王は、仏法守護の四天王として、常に如来を警護し、説法をよく聞いた事から、多聞天王とも言い、また、福徳富貴の名が世に広く知られている事から普聞とも言われます。

 

 毘沙門様は、読誦・論議・多智・伏蔵・説法・龍宮・隠形・禁呪・奇方・博識・勝方・生利・田望・高官・右司命・左司命・北斗・五官・太山・金剛・神通・座禅・多魅・神山・香王・自在・大力・持斎の二十八の使者を遣わし、人々を利益し、願いをかなえて下さいます。

双身毘沙門天

 双身(そうしん)毘沙門天(びしゃもんてんは、毘沙門天と吉祥天が合体したお姿です。吉祥天は毘沙門天の妻(或いは兄妹)とも言われ、常に財宝を与え、吉祥安楽を授ける女神です。胸の合掌姿が毘沙門天、下げて合掌姿が吉祥天です。毘沙門天と吉祥天の功徳を持ち合わせたご尊体です。毎年弁天様と一緒にに開扉致しますが、ここではご尊体のお姿を八方向で拝する事が出来ます。


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大黒天

(だいこくてん) 円明寺三福神

ご真言 おん まかきゃらや そわか

災いを呑み込み福となす・財宝富貴・商売繁盛・食の天神

七福神 戦闘神であり福徳の神

円明寺 大黒天

 円明寺には福徳の神が三体安置される中、大黒様は、烏帽子に狩衣の出で立ちで、きらびやかな冠も無いお姿です。また世に広まるふくよかで、にこやかなな姿と違い、少々強面(こわもての様子です。 

 ご真言の「マカ キャラ」は、マカは大きいと訳し、キャラは黒と訳します。大黒の神・偉大なる暗黒の神などと言われます。

 大黒様は、如来の化身で、空を飛び、水の上を歩き、人を惑わす悪鬼(荼吉尼 ダキニ)を呑み込み降伏させる戦闘の神でありながら、大いに福徳を授けて下さる福徳富貴の天神様です。

  また、昔、インドのある寺院で、常日頃は百人の僧侶が集まる事から、百人分の食事を準備していたところ、その日は五百人の僧侶が集まりました。厨房(台所)では食事を整える間もなく、大黒天神に一心に祈りながら配膳を行うと、百食分が五百人の僧侶が食べても足りないどころか余るほどであったそうな。この事からインドの寺院では財福神として崇められ、厨房に祀るようになりました。 

 仏教の伝来と共に、日本の寺院でも厨房に祀られ、一般の家庭でも「食の福徳神」として祀られました。現代では、住宅事情の変化で、台所に大黒様をお祀りする家が少なくなりました。 

 米俵に乗り福々しい姿の大黒様は、「食に関わる福徳神」である事から、稲作中心の日本で後の時代に生まれた姿です。 

 円明寺の大黒様は、米俵ではなく、蓮の葉の上に立ち福袋を背負い打ち出の小槌を持つお姿です。災いをもたらす悪鬼を呑み込み、福を授けて下さる、強面だけど、人にやさしい天神様です。


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千手観世音菩薩

(せんじゅかんぜおんぼさつ)

ご真言 おん ばざら たらま きりく

千の手をもって救って下さる 観音さまの中の最強観音さま

円明寺 千手観音厨子

 千手観音さまは、千の手を持ち、その手にはそれぞれ眼を持ち、千の眼で私達衆生を見守り、千の手をもって救って下さる事から「千手(せんじゅ)千眼(せんがん)観自在(かんじざい)菩薩(ぼさつ」と言います。

 千の手と千の眼とは、この観音様の大慈悲が、無量広大に利益が発揮される事をあらわしています。

また、蓮華部(観音部)の中でも果徳円満(満ち溢れる利益)で最勝の菩薩である事から「蓮華(れんげ)(おう)菩薩(ぼさつ」とも言われます。

 

 一般に、菩薩さまは如来さまになる前の段階と言われますが、本当は、如来さまが慈悲の心をおこして菩薩となり現れるのです。

 観音様は三十三のお姿で私達の世界に現れ、有る時は子供の姿で、また有る時は老人の姿で、時には商人の姿で、とお経に説かれます。もしかして電車に乗って隣に座る人が観音様かもしれません、どこに行っても「観音様かも」と思うと、いつもありがたい気持ちがします。

 円明寺の千手観音様は本堂ではなく、庫裡の「()仏堂(ぶつどう」に安置されます。

 持仏堂の千手観音様は、円明寺第七世俊盛阿闍梨・第八世正善阿闍梨の父、盛導和尚の念持佛としてお祀りされて、三世に亘り受け継がれてきました。


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聖天(歓喜天)

(しょうてん・かんぎてん)

ご真言 おん きりく ぎゃくうん そわか

九千八百の鬼王を従える仏法守護の将軍 障礙をくだいて栄達富貴を与う神

 商売繁盛 夫婦和合 恋愛成就

円明寺 木造一面六臂歓喜天

 聖天さまは、一般に歓喜天かんぎてんとも言われますが、梵語で「ガナパティ」又は「ガネーシャ」と言い、大自在天の大軍を統率する将軍です。

 聖天さまは、元は暴悪で人々に障礙を与え、人肉を食らうという()()()(きゃ)(障礙の神)集団の王ありましたが、観世音菩薩の教化により仏法守護の将軍として「三宝を護り奉り、大慈悲をもって衆生を利益す」と改心帰依し、三宝に帰依する人々の障礙を摧き、さまざまに利益をめぐらし向ける神となりました。インドでは現在でも篤い信仰がなされる神です。

 

 円明寺では古くから聖天様を秘仏として公開しませんでしたが、平成24年庫裡の落慶法要の際初めてご開帳をいたしました。江戸中期再興の折に建立された一面六臂のこのお姿は、とても美しく、気品に満ちています。今回多くの方に利益をめぐらしたいと考え写真のみの公開としました。どうぞ聖天様のご霊験をお授かり下さい。


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大威徳明王(甎仏)

(だいいとくみょうおう・せんぶつ)

ご真言 おん しちり きゃらろは うんけん そわか

悪をなすを許さず 歳破し断ずる 五大明王の一尊 憤怒暴怖の明王

 降魔調伏 十善をもって安楽ならしめる

円明寺 大威徳明王(甎仏)

 

 この明王は梵語でヤマーンタカと言い、ヤマーンとは静めると訳し、タカは悪をなすものと訳します。文殊菩薩の化身で、常に憤怒の形相にして、青い水牛に乗り、六面六足の姿で、悪をなすものを壊断し、十善をなすものを安楽に導く明王です。

 

 

 円明寺所蔵の甎仏(土を浮き彫り成形し焼成した仏像)の五大明王の一部分です。

 コロナ蔓延の今、まさにその猛威を断じて調伏を願うばかりです。

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